2023PR広告コンテスト表彰式
9月7日(木)グランドホテル「玉葉」の間にてPR広告コンテストの表彰式を開催致しました。例年審査をお願いしている照井晶博氏が初めて東京からお越し頂き、リアルで審査の講評をして頂きました。残念ながら出席されたのは受賞者と数名の理事さんだけでしたが、
照井氏が広告を制作するときの切り口の見つけ方や表現していく上のポイントなど、なかなか聞く事の出来ない貴重なお話も披露して頂きました。
審査の講評の中では残念ながら受賞できなかった作品をいくつも例に挙げながら惜しかった点などを指摘し具体的にお話していただき、応募された方々がお聞きになったら、きっと
役に立つだろうと勿体ない気持ちになりました。式が終わった後も受賞者が照井氏を囲んで質問をするなど、とても中身の濃い表彰式でした。
沖津会長も、来年はオンライン中継なども含めて応募者のみならず多くの方にご視聴頂けるよう工夫したいと仰っていました。
改めて受賞された皆さんおめでとうございました!!
HAAA事務局 藤原
9/2・3の「北海道広告業協会杯野球大会」 試合結果
2023PR広告コンテスト入賞作品
今年のPR広告コンテストは8社65作品の応募がありました。
何れも考え抜かれた作品ばかりで審査は大変だったようですが、以下の作品が入選されましたので発表いたします。また、授賞式は9/7(木)13:30~
札幌グランドホテル3F「玉葉」にて開催をお願いした照井様にお越し頂き
審査の講評を頂きますので、受賞者以外でご出席を希望される方はご連絡ください。
たくさんのご応募ありがとうございました。
最優秀賞 「さあ、迎えよう。」
株式会社 北海道博報堂
クリエイティブディレクター 鏡 浩二 殿
株式会社 東急Agc
クリエイティブディレクター 吉村 紀子 殿
〃 片岡 典子 殿
プランニング・コピー 鎌塚 慎平 殿
プランニング 藤本 悠平 殿
AD・D 本田 利明 殿
株式会社 東急Agc
クリエイティブディレクター 吉村 紀子 殿
〃 片岡 典子 殿
プランニング・コピー 鎌塚 慎平 殿
プランニング 藤本 悠平 殿
AD・D 本田 利明 殿
株式会社 電通北海道
企画・コピー 當宮 千聖 殿
『明日へのベクトル(連載110)』
「生きもの視点」から発想したい。
マーケティングプランナー 臼井 栄三
全国に1700余ある市町村で、小学校の時間割の中に「農業科」を組み入れ、授業を行なっている自治体が二つある。一つは福島県喜多方市で、もう一つは北海道の美唄市だ。美唄市の小学校における「農業科」のスタートは2023年、つまり今年である。
できたばかりの『美唄市小学校農業科読本』を開いてみた。第Ⅰ章に「あなたが生きものであることを学ぶ農業」と題して、生命誌研究者・中村桂子さんのメッセージが載っている。このメッセージ、わかりやすく平易な文章でありながら内容がとても深く、人間として何を大切にしたらいいのか、その本質を語りかけている。
――地球上にいる生きものは、すべて共通の祖先細胞から生まれた。約40億年前の海の中には祖先細胞が存在して、あらゆる生きものはそれから始まっている。地球上のどんな動植物、もちろん人間も、同じ祖先から進化してきた仲間である。人間を含むすべての生きものはつながった仲間であり、みんなが支え合いながら生きていくことがなによりも大切――
上記のような内容がやさしく説かれ、「生きものとして生きることを楽しみましょう」と子どもたちに呼びかけている。生きものを相手にし、生きものとの関係を大事にして、生命に感謝しながら心を育んでいくのが農業ということに、あらためて気づかされる。
「農業科」を学ぶ美唄市の子どもたちは、自分たちで作物を育てながら、生きものと向き合い、生命を感じ、考えていく。このような取り組みが、もし北海道の全部の小学校に広がったら、将来の北海道は大きく変わるのではないだろうか。
私たちは実に多くの、さまざまな生きものに支えられて生きている。この根源的な「生きもの視点」から発想することで、現代が直面する課題の多くに解決の糸口が見つかる気がしてならない。
マーケティングプランナー
臼井 栄三
はじめまして。北日本広告社の須藤龍一です。
「4年ぶり」という言葉が多く聞かれた今年の夏。
私たちはコロナ禍の4年の間で変わらないこと、変わったことを数多く経験してきました。これから先、時間をかけて元に戻るものもありますし、そうではないものもあるでしょう。
私に関して言えば、4年前まではグラフィックデザイナーでした。高校生の頃からの憧れの職業。当時の美術の先生からは「おまえなんかなれる訳ないだろ」と言われながらも、デザインや美術の基礎を教えていただいた恩師。今でも毎年のように一緒にお酒を飲み交わしています。
おかげさまで無事デザイナーとして入社させていただいた最初の職場のプロダクションは大変アットホーム。「料理とデザインは同じ」という考えのディレクターのもと、梅酒づくりや糠味噌漬けなどを社内で行い、デザインと料理の腕を鍛えました。
そして北日本広告社も合わせて15年以上のデザイナーとしての経験を経て、現職はデジタル領域の開発などを行っています。直接デザインをすることは少なくなりましたが、考えたり、手配したり、組み立てたり、デザインとは違うものの、何かを形にする仕事であり、いろいろな方々と関わりながらこの業界で仕事を続ける喜びを感じつつ、充実した日々を送っています。
また、プライベートでは4年の間で私の部屋は非常に綺麗になりました。正確に言うと引っ越しを期に部屋を清潔に保とうという気持ちになりました。部屋の乱れは心の乱れ。トイレの神様だっていつも見ているはず。きっとすばらしい未来が待っていると期待をしながらも、部屋での過ごし方といえば夜な夜なYouTubeを長時間見ながらハイボールを流し込み、ソファーでうたた寝。そんなスタイルはまったく変わりません。
街はすっかりインバウンドの方々で活気が戻ってきており、4年前の様子が復活してきました。
以前とあるお土産屋さんで、私が店員さんに「これいくらですか?」と尋ねると、「うーんと、ワンハンドレッド!」と言わせてしまうほど、私の顔は少し日本人離れした雰囲気のようで、先週も海外からの観光の方から英語で「Excuse me?」と道を尋ねられました。そこで私の「えーとそうですねえ」と言った後の「あ、日本人だった!」という表情が印象的でした。
そんな日常が戻ってきて、さらに新しい日常も始まっています。
私たち広告業界も変化の中で立ち止まらず、前へ前へと進んで行きたいです。
株式会社 北日本広告社
本社 戦略企画室 デジタル開発担当
須藤 龍一