『明日へのベクトル』 目標の持ち方に、ひと工夫したい。 マーケティングプランナー 臼井 栄三



三日坊主という言葉がある。飽きっぽくて、長続きがしないことを指す。
「今年はこうしよう」と、一年の初めに立てた目標や計画を、
いつの間にか止めてしまった人が私たちの周りでもいるのではないだろうか。
そういう僕もその一人なのだが。
止めてしまったり、実行できなくなったりした理由はさまざまだろう。
急に大きな仕事が入った。カゼをひいてしまった。思わぬ大雪だった…。
できない理由は、頭に思いつくだけある。人間は、できない理由を見つけることにかけては天才のようだ。
そんなことを考えていたら、ある心療内科医の文章を読んでハッとした。
「今年は〇〇をしよう」と、「すること」を目標にしていると、実行できなくなることが多いという。
「すること」「したいこと」は、外的な条件や環境のちょっとした変化で頓挫しやすいからだ。
現代を生きていれば、環境が変化するのは当たり前だ。
「すること」を目標にしていては、初めから中断の可能性が高いのかもしれない。
「すること」に目標を置くのではなく、「こうありたいこと」を目標にするのなら実行しやすいと、その文章は伝えていた。
「こうありたい」とは、こうあろうと志向する心の持ち方、姿勢を指している。
「今年、自分はこうありたい。こういう気持ちで過ごしていきたい」ということなら、
たしかに心がけることができる気がする。「自分はこうありたい」と指針を決めて一日一日を過ごしていくなら、自身の行動もぶれないだろう。
「すること」から、「ありたいこと」へ。目標の持ちかたをチェンジすることで、自分らしさも明確になっていく。
心の内側なら、外的な条件や環境の変化に左右されることもない。
あなたが目標の持ち方を工夫することで、一本スジが通ったあなた自身が生まれてほしい。

忖度や遠慮、ブレが目立つ社会だから、強くそう思う。
マーケティングプランナー  臼井 栄三