『明日へのベクトル』 自分たちの可能性を広げていこう。 マーケティングプランナー 臼井 栄三



企業ではテレワークが広がり、大学ではオンライン授業が実施されている。
企業の採用活動もオンライン面接が主流になった。プライベートではオンライン飲み会を楽しむ人が
多くいるし、オンライン婚活パーティも盛んだ。新型コロナウイルス禍は、一気に私たちの社会に
本格的オンライン時代をもたらした。この流れはウイルス感染が収束しても、後戻りはしないだろう。
オンラインのメリットのほうが、デメリットよりもはるかに大きいからだ。
会議を例にすれば、オンライン化によって会議時間は全体的に短くなる。
オンライン会議では、いままでのように会議の雰囲気を慮ることが減り、
具体的な中身がいっそう重視される。黙って会議に出席しているだけの人は、そこにいる意味が希薄になる。
つまり実質的な内容が重視され、それだけ業務が効率的になるわけだ。
無駄な時間と無駄な神経を使わず、仕事第一で物事が進む。
これまで、企業には「そこにいるだけ」の社員が一定程度存在していたのは事実だろう。
パレートの法則的に言えば「売り上げの8割を、2割の社員が生み出して」いたのは、あながち誇張ではない。
オンライン時代には、雰囲気で仕事をするのではなく、目的と手段をいっそう明確にして
スピーディに業務を進めることになる。 
定時にオフィスで仕事をする働き方から、場所や時間にとらわれずにデジタル技術をフル活用した働き方へ。
本当の働き方改革は、仕事の中身もスタイルも変えることになる。
新型コロナウイルスが私たちにもたらしたものは、マイナスばかりではない。
出社と対面至上主義のワークスタイルは、劇的に変わりつつある。
新しい時代、個人のコミュニケーション力はさらに重要になっていくだろう。
ニューノーマル(新常態)の中で、自分たちの可能性を広げるチャンスを作っていきたい。

マーケティングプランナー  臼井 栄三