株式会社 北海道博報堂 統合プラニング局 クリエイティブ・プロモーション部 高橋 清伽さん

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はじめまして。北海道博報堂の高橋と申します。
 最近やけに爪が早く伸びるような気がして調べてみると、
爪の伸びるスピードは20代でピークに達する、と書いてありました。
 気のせいではなかった。24歳、入社3年目の発見です。
 ところで、夜に爪を切るとなんとも言えず後ろめたい気持ちになります。
「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という言い伝えをご存知でしょうか。
 このゆえんについても調べてみたのですが、
 日本書紀や戦国時代に流行った噂話、儒教の教えなど、諸説あるようでした。
 言い伝えといえば他にも、「ため息をつくと幸せが逃げる」「雛人形を仕舞い忘れると婚期が遅れる」「火遊びすると寝小便をする」など、
 スケールの大小もジャンルも実に様々なものが今も親から子へと受け継がれています。
調べてはいないものの、たぶんこれらも諸説あるのだと思います。
 と、ここまで考えてから思いついたのですが、言い伝えって広告に似ています。
ただ「ため息をつくとカンジ悪いよ」とか「ズボラなやつはモテない」とか「火遊びするな」と言えば済むところを、
 あえてわざわざ「幸せが逃げる」とか「婚期が遅れる」とか「寝小便」とまで言ってのける。
なんとしても相手に忠告を響かせたい、という伝える側の工夫が感じられます。
まるで、商品の良さを伝えるためにあの手この手で広告をつくる工夫のようです。
 爪の言い伝えも、電気のない時代にどこかの熱心な親が、暗闇で爪を切ろうとするわが子の不注意を心配して必死に編み出したコピーと言えるかもしれません。
そう思うと、現代にまで届いている表現力の強さに畏敬の念を抱かずにはいられません。
 数百年後の暮らしに当たり前に浸透している強い広告が作れるよう、
私も愛と情熱をもってあの手この手を使い続けていこうと思います。
今のところはツメが甘いと先輩に指導されてばかりですが。



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クリエイティブ・プロモーション部
高橋 清伽