PR広告コンテスト審査講評 TUGBOAT



応募者の皆様へ。
 我々タグボート代表である岡康道本人による選考が叶わなくなってしまい、
皆様もとても残念に思われていることでしょう。
 岡も、北海道の新しい可能性に触れることを大変楽しみにしておりましたので、
 さぞや無念であったろうと思います。
 今回このコンテストのために一生懸命制作された作品たちのためにも、
 岡に代わり、川口清勝、多田琢、麻生哲朗の3人で審査させていただきました。
 応募していただいた作品はどれもレベルが高く、
最優秀賞、優秀賞、佳作の4作品の評価はほぼ横一線で、
 どれが最優秀賞になってもおかしくありませんでした。

 その中でも最優秀賞の『私たちはきっと、教科書に載る。』
 これは「未来の自分たちへの約束」と受け取りました。
 メッセージから溢れ出す決意の強さと志の高さ、それがこの広告の強さとなっています。

 優秀賞の『圧倒的ソーシャルディスタンシング』は、
 読者の目を一瞬でいかに掴むかどうかという新聞広告の勝負において、
 ビジュアル面で最も優れていました。

 また、佳作の『世界中が訪れたくなる北海道でいよう。』は、
今回の課題に対して「北海道が世界の中でどう見えるか」という視点を持ってきたところが見事でした。

 同じく『この日が、いつかは。』も佳作としましたが、
ボディコピーも含めた総合的コピー力で評価すれば、この作品が最も優れていました。
「未来から、ありがとう。」という結びのコピーもとても良いです。

繰り返しになりますが、
応募された作品はどれもが、実際掲載されていてもなんの不思議もないものばかりでした。
 ただ厳しいことを言えば、
それゆえ「ずば抜けて強いものがなかった」とも言えます。

 これは皆さんに限らず、
我々自身にも、広告界、更に言えば日本のエンタメ全体に言えることですが、
 間違いを許さない世の中の風潮が長く続き、
 ミスを怖がり萎縮してしまう癖がついてしまっているように思えます。

 最後に、
 岡ならなんと言ったかな、と考えます・・・

 「三振を恐れるな。フルスイングしようぜ」

 我々、タグボート3名、自分自身への自戒を込めて。

2020年9月4日TUGBOAT
川口清勝、多田琢、麻生哲朗