北広協ニュース
2022CR研究会が終了しました。
10月14日グランドホテルの会場に、ほぼ満席の参加者を集めてCR研究会が開催されました。講師となった三名は流石に日本のトップクリエイターらしく、なかなか聞くことのできないCM制作に至るまでの経緯や考え方、またそこからの新たな展開方法など丁寧にかつ詳しくお話をしていただき、会場の参加者も聞き逃すまいと熱心にMEMOを取っていました。
写真は右からJAAA橋爪 恒二郎専務理事・メダリスト小笠原 潤氏(グレイワールドワイド)・クリエイターオブザイヤー山﨑 博司氏(博報堂)・メダリスト北田 有一氏(電通)・JAAA教育研修委員長中村 猪佐武氏・HAAA教育研修副委員長 森岡 誠司氏(北海道博報堂代表取締役社長)・JAAA小田 宗介氏
『明日へのベクトル』
街はヒントに満ちている。
マーケティングプランナー 臼井 栄三
街でよく見かける宝くじ売場。どれくらい売れているか調べてみると、近年は売上げが減っている。宝くじの売上げがピークだったのは2005年度で、1兆1,047億円だ。それから減少傾向が続き、昨年度は8,133億円だった。ピークのときより26%減っている。
若い人に話を聞いてみると、宝くじはコストパフォーマンスが悪いと言う。一昔前までは、宝くじは「夢を買う」ものだった。たとえば年末ジャンボは、一年の締めくくりに大きな夢を楽しむ一種の個人的なイベントのようなものだった。コスパで宝くじを捉える人は少なかったように思う。
しかし、今の若い人はお金に対して見方がクールである。宝くじの売上げに対する当選金の割合は47%だ。売上げの半分も当選金にあてられていないのは、コスパが悪いと捉えられても仕方がない。
大人になってから経済の高成長やバブル期を経験したことがない50歳以下の世代は、全体的に堅実で「大当たり」など期待しない。1990年代中盤以降に生まれたZ世代になると、その傾向はいっそう強くなる。2019年に行われた日本宝くじ協会の世論調査で、宝くじの購入者の41%が60代以上なのも、これを裏付けている。
広告に携わった経験を持つ人間の習性として、宝くじの売上げ減少をストップさせる方法はないか、つい考えてしまう。宝くじの将来像を思い描くなら、Z世代を含む30代以下の若い人たちに受け入れられることが必要だろう。この世代は社会に役立つ取組みに共感する割合が、年長の世代よりも高い。宝くじを買うことが、広く社会の役に立つという面をアピールすべきではないだろうか。
「億万長者への通り道」と看板が出ている宝くじ売場を見て、違和感を覚える。街の宝くじ売場はほんの一例に過ぎない。広告人の知恵や提案を待っているものは、世の中にとても多いと感じている。
マーケティングプランナー
臼井 栄三
第24回HOKKOKYO CUP親睦ゴルフ会
コロナ禍の影響で3年振りとなった大会が10月6日札幌南ゴルフクラブ駒丘コースで開催されました。
当日は少し肌寒さを感じるものの、風もなく絶好のゴルフ日和となり会員社26名が笑顔いっぱいに
駒丘のコースに挑戦しました。表彰式の冒頭では沖津会長がアフターコロナこそ広告業が必要とされるタイミングであると力強くスピーチをし、参加した会員社から大きな拍手が沸きました。
優勝されたのはHTBの堀江克則さんで沖津会長からトロフィーを受け取りました。