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北広協ニュース

北広協ニュース

2020.12.07北広協ニュース206号

『明日へのベクトル』
きょうは、あなたにとってDay Oneだろうか。
マーケティングプランナー 臼井 栄三



Day Oneという言葉をご存じだろうか。日本語にすれば「まだ初日」といった意味になる。
IT業界のリーディングカンパニーであるアマゾン・ドットコムの企業哲学と言っていいだろう。
1990年代前半にニューヨークの投資会社の若き副社長だったジェフ・ベゾスは、当時急成長していたインターネット分野の調査を任された。ベゾスはインターネットに強い関心を寄せ、「エブリシングストア」の事業アイディアを抱く。「インターネット企業がメーカーと消費者を結び、世界中へあらゆる商品を販売する」というものだ。
1994年、30歳のベゾスはシアトルに移り起業する。
95年には、100万タイトルを超える書籍を購入できる「地球最大の書店」を誕生させた。
翌96年には、アフィリエイトの始まりであるアソシエイトプログラムがスタート。
また、顧客が購入した本から、レコメンデーションする機能も生まれた。
98年には1回のクリックだけで注文が完了する「ワンクリック」のサービスも登場した。
その後も、アマゾンのイノベーションは留まることを知らない。商品カテゴリーを拡大していくとともに、マーケットプレイスの仕組みを開発、2006年にはストレージ(データ保管)やデータベース、処理能力という基本的なコンピュータのインフラ販売であるアマゾンウェブサービスを立ち上げ、これは今も最大の収益を上げている。
その他にも電子書籍Kindle、2014年に発売した音声認識サービスAmazon Echo、配送用ドローンPrime Air、無人店舗Amazon Goなど、アマゾンのチャレンジは枚挙にいとまがない。
徹底した顧客志向の姿勢を貫き、Day One哲学を実践し続けるアマゾンに、企業本来の姿を見る思いがする。私たちにとって、今日という日は常にDay One(まだ初日)なのだ。いつも真新しい心で挑戦を続ける。きょうがDay Two(2日目)になったとき、それは停滞になる。停滞とは、ビジネスでは退場を意味するのだ。

マーケティングプランナー  臼井 栄三

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(株)ピーアールセンター 営業局 主任
中西 航さん



「ミーハー力」―このキーワードが仕事をする上で私の原動力になっています。

「ミーハー」という言葉を調べてみると“世の中の流行や話題となった人物・事物の動静に、
もともと興味がなかったにもかかわらず、にわかに熱中する者(にわかファン)に対しての蔑称である。”
とあります。(語源は割愛します。興味のある方は調べてみてください。)
前述のように少しネガティブにとらえられることが多かったこの言葉。
近年、少し意味合いが変化してきており、多くの人が支持する商品やサービスに影響を受けること、
そのものが「ミーハー」だという解釈になってきているそうです。
もともと自分が広告業界を目指したのも、漠然と「カッコよさそう」「華やかそう」というイメージから
入ったという要因もあります。
日々のお仕事をさせていただく中で、誰もが知っている企業や商品に携わること。
逆に自分が携わったモノやコトが世に出て、人の目に触れ広がっていくことにもやりがいを感じております。
流行りや話題のモノにとりあえず飛びつく、思い立ったら即行動する。
一見あまり良い印象ではありませんが、裏を返すと常にアンテナを張り巡らし、「時代の感覚」を研ぎ澄ましている。
瞬発力があり、フットワークが軽いということにもなるのではないかと思います。

これからもこの業界で活躍し続けるため、
今後もストイックに「ミーハー力」を高めていきたいと思います!

(株)ピーアールセンター 営業局 主任
中西 航さん

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