北広協ニュース
『明日へのベクトル』
きょうは、あなたにとってDay Oneだろうか。
マーケティングプランナー 臼井 栄三
Day Oneという言葉をご存じだろうか。日本語にすれば「まだ初日」といった意味になる。
IT業界のリーディングカンパニーであるアマゾン・ドットコムの企業哲学と言っていいだろう。
1990年代前半にニューヨークの投資会社の若き副社長だったジェフ・ベゾスは、当時急成長していたインターネット分野の調査を任された。ベゾスはインターネットに強い関心を寄せ、「エブリシングストア」の事業アイディアを抱く。「インターネット企業がメーカーと消費者を結び、世界中へあらゆる商品を販売する」というものだ。
1994年、30歳のベゾスはシアトルに移り起業する。
95年には、100万タイトルを超える書籍を購入できる「地球最大の書店」を誕生させた。
翌96年には、アフィリエイトの始まりであるアソシエイトプログラムがスタート。
また、顧客が購入した本から、レコメンデーションする機能も生まれた。
98年には1回のクリックだけで注文が完了する「ワンクリック」のサービスも登場した。
その後も、アマゾンのイノベーションは留まることを知らない。商品カテゴリーを拡大していくとともに、マーケットプレイスの仕組みを開発、2006年にはストレージ(データ保管)やデータベース、処理能力という基本的なコンピュータのインフラ販売であるアマゾンウェブサービスを立ち上げ、これは今も最大の収益を上げている。
その他にも電子書籍Kindle、2014年に発売した音声認識サービスAmazon Echo、配送用ドローンPrime Air、無人店舗Amazon Goなど、アマゾンのチャレンジは枚挙にいとまがない。
徹底した顧客志向の姿勢を貫き、Day One哲学を実践し続けるアマゾンに、企業本来の姿を見る思いがする。私たちにとって、今日という日は常にDay One(まだ初日)なのだ。いつも真新しい心で挑戦を続ける。きょうがDay Two(2日目)になったとき、それは停滞になる。停滞とは、ビジネスでは退場を意味するのだ。
IT業界のリーディングカンパニーであるアマゾン・ドットコムの企業哲学と言っていいだろう。
1990年代前半にニューヨークの投資会社の若き副社長だったジェフ・ベゾスは、当時急成長していたインターネット分野の調査を任された。ベゾスはインターネットに強い関心を寄せ、「エブリシングストア」の事業アイディアを抱く。「インターネット企業がメーカーと消費者を結び、世界中へあらゆる商品を販売する」というものだ。
1994年、30歳のベゾスはシアトルに移り起業する。
95年には、100万タイトルを超える書籍を購入できる「地球最大の書店」を誕生させた。
翌96年には、アフィリエイトの始まりであるアソシエイトプログラムがスタート。
また、顧客が購入した本から、レコメンデーションする機能も生まれた。
98年には1回のクリックだけで注文が完了する「ワンクリック」のサービスも登場した。
その後も、アマゾンのイノベーションは留まることを知らない。商品カテゴリーを拡大していくとともに、マーケットプレイスの仕組みを開発、2006年にはストレージ(データ保管)やデータベース、処理能力という基本的なコンピュータのインフラ販売であるアマゾンウェブサービスを立ち上げ、これは今も最大の収益を上げている。
その他にも電子書籍Kindle、2014年に発売した音声認識サービスAmazon Echo、配送用ドローンPrime Air、無人店舗Amazon Goなど、アマゾンのチャレンジは枚挙にいとまがない。
徹底した顧客志向の姿勢を貫き、Day One哲学を実践し続けるアマゾンに、企業本来の姿を見る思いがする。私たちにとって、今日という日は常にDay One(まだ初日)なのだ。いつも真新しい心で挑戦を続ける。きょうがDay Two(2日目)になったとき、それは停滞になる。停滞とは、ビジネスでは退場を意味するのだ。
マーケティングプランナー 臼井 栄三