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北広協ニュース

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2026.02.26北広協ニュース238号

『明日へのベクトル(連載125)』
元気を取り戻すための「勇気づけ」。
マーケティングプランナー 臼井 栄三



会社で毎日働いていると、調子の悪さや精神的な疲れを感じるときがある。それが一過性にとどまらず、中には疲れ切ってしまう人もいる。身近な人が精神的に参ってしまったときに、上司や周りの人はどんなことに気をつければいいのだろう。

現代社会に広く受け入れられているのが、アルフレッド・アドラー(1870~1937)が打ち立てた「アドラー心理学」である。ビジネス界でも広く活用されているので、ほんの一部を紹介しておこう。

疲れ果てた人に元気を取り戻してもらうための勇気づけとして、アドラーはいくつかの方法を挙げている。

まず、周りの人はダメ出しではなく、「〇〇が良かった」などと「ヨイ出し」をすることだ。ダメ出しは否定することで、相手の積極的な姿勢さえも打ち消してしまう。それよりも相手の考え方の良い面を見つけ、前向きに行動できるようサポートすることを心がけたい。

そのためには結果よりもプロセスを重視し、相手の努力を認めることが勇気づけにつながるだろう。

二つ目に、失敗はチャレンジの結果であり、次につながるものと捉えることだ。「失敗は成功の元」という言葉もある。失敗は次の成功のためのステップであり、その人を大きく成長させると考えよう。

最後は、相手の良い点やプラスの要素を見つけ、それをしっかり伝えることだ。加点主義で相手に向き合えば、その人がさらに長所を発揮していく勇気づけになる。そして相手がしてくれたことには、はっきりと感謝の気持ちを伝えることである。

アドラーは自分が究めた心理学が、広く社会に活用されることを願った。複雑化する現代では、一人一人の力が十分に発揮され、互いに協力し合える人間関係がますます大切になる。アドラーが提唱する「勇気づけ」は、仕事面でも大きなヒントになるはずだ。



マーケティングプランナー

臼井 栄三

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株式会社ピーアールセンター 営業局 土谷俊祐
「アナログについて」



18歳で上京したとき、最初に行きたかったのは西新宿のレコード屋だった。それまでは雑誌でしか見たことがないレコードが欲しく、空港からその足で向かった。レコード独特のカビ臭さが蔓延する暗い店内に、レコードがぎっしりと並んでいた。当時はまだぎこちない手つき(今は引くほど速い)で、指先でパラパラとめくっていく。ジャケットを見て、値段を見てまた戻して、また取り出す。
最初に感動したのはジャケットの大きさだった。雑誌の中で2センチ四方程度だったジャケットが、目の前に30センチ四方で現れた時には本当に感動した。


正直なところ、あの頃も今も「アナログの音の深み」なんかはよく分かっていない。


サブスクで何億曲も聴ける時代に、なぜわざわざレコードなのかをよく聞かれる。いつも答えに困る。サブスクの方が楽だし、どこでも聴けるし最高だ。レコードはかさばるし、繊細だし、何かと面倒くさい。人間もそうだが面倒くさいものこそ、ちゃんと向き合ったりする。レコードを聴くには手間がかかる。棚から盤を選んで、ジャケットから取り出して、ターンテーブルに乗せて、針を落とす。曲のスキップは出来ないし、シャッフルもできない。A面が終わったら、さっき座ったばかりの椅子からまた立ち上がって、自分の手でひっくり返しにいかなければならない。この手間が音楽と向き合う姿勢をつくったりもする。「ながら」ではできない手間が、こちらを真剣にさせるのかもしれない。
デジタルの時代は、あらゆるものを「速く」「便利に」してくれた。それはたしかに豊かさだ。でも何かを失った感覚もある。「待つ」こと、「手間をかける」こと、「探し選ぶことに時間を使う」こと。そういうわずらわしさの中にある豊かさが、じわじわと日常から消えていった気がする。レコードはまだそれを守り続けている。針がビニールの溝をなぞり、音が空気を震わせ、耳に届くまでの物理的なプロセスは、何十年前から何ひとつ変わっていない。
50手前になった今、部屋の壁はレコードで埋まり、そのうち床が抜けるのではないかと、最近は倉庫も借りた。これだけの枚数があっても、どこに何があるか把握しているのは、一枚一枚に買ったときの苦労など、その頃の自分の生活が染み込んでいるからかもしれない。


結局のところ、何が言いたいかも分からなくなってきたが、レコードをひっくり返すことを、30年間苦に思ったことがない。「面倒くさい」と言いながら、やめる気も全くない。古い物事はめんどくさいとよく言われるが、それはレコードのことか、自分のことか、たぶん両方だろう。

北海道観光戦略セミナー
「令和8年度の北海道観光関連事業などについて」開催



2月20日から始まった道議会に、北海道庁が提出した道観光関連予算についてのセミナーを2月24日に実施しました。
当日は北海道庁経済部観光局様と、実際に予算を活用した事業の執行を行う(公社)北海道観光機構様のご協力で、日本~北海道の観光の現状や課題のご説明から、道議会にて審議を行う事業計画の解説、さらには予算を付けて計画している事業の内容までを詳しくお話頂きました。
特に今年は4月から新たに導入予定の「宿泊税」が話題になっていますので、その活用も含めた事業計画について、
・宿泊税の活用により新たに立ち上げる新事業は何か?
・継続して実施する事業は何か?
・私たち広告業界が役に立てるのはどのような内容か?
など、過去最高となる47億円の予算の使い方などを詳しくご説明頂きました。
新たなビジネスチャンスに繋がれば、セミナーの意義も大きいので引き続き宜しくお願い致します。

→観光セミナー資料はこちら


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