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北広協ニュース

北広協ニュース

2020.10.16北広協ニュース205号

今年のセミナーについては新型コロナの関係上、
中止を余儀なくされていますが、
再開の目途が立ちましたら
改めてご案内致します。

『明日へのベクトル』
その広告は、本当に「届く」ものになっているだろうか。
マーケティングプランナー 臼井 栄三



「『レンタルなんもしない人』のサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数合わせ、
花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在が必要なシーンでご利用ください。
国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。
ごく簡単なうけこたえ以外、なんもできかねます。」
――2018年6月、こんなツイートが現れ、それは人から人へ瞬く間に広がった。
『レンタルなんもしない人』には多種多様な依頼が寄せられ、数十万人のフォロワーがつき、
TVドラマ化までされて、彼はとても有名になった。
こんな生き方もあるのかと、『レンタルなんもしない人』は多くの人の心にちょっとした波を起こしたのは確かなようだ。
依頼内容は実にさまざまだ。たとえば、離婚届の提出に同行してほしい。マラソンのゴール地点で待っていてほしい。
引越しをするので新幹線のホームで見送ってほしい。迷子になりたいのだが一人では不安なので、一緒に歩いてほしい。
ブランコを漕ぐのを見ていてほしい。民事裁判の被告なのだが傍聴席に座っていてほしいetc. 
そんな依頼から感じるのは、生活者のニーズは無数にあるということだ。
そのニーズは、それぞれバックグラウンドを持っている。人間の多様さと複雑さを改めて実感する。
私たち広告人が相手にするのは、そんな一人一人の生活者である。
広告を企画するとき、大雑把なセグメンテーションからターゲットを決めていないだろうか。
その広告は、本当に生活者の一人一人の気持ちや行動を反映し、「届く」ものになっているだろうか。
十人十色とは、よく言われる。現代は環境やシーン、そのときの立場によって、一人の生活者がいろいろに変化する。
「十人百色」の時代と言っていいだろう。その百色に照準を合わせた広告が待たれている気がしてならない。

マーケティングプランナー  臼井 栄三

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株式会社 バリオン
松本 崇さん



言うまでもなく、今年は世界にとっても歴史的な異例の年となり、
もちろん自分の環境を含めても、当たり前だった価値観も変化し、様々なことを感じるときとなりました。
命、健康があっての仕事であり、生活であり、幸せであるということもそうです。
広告分野もまた、経済があって成り立つものであり、

その影響は年末に差し掛かるこの時期にまた、顕著になってきているのも事実です。
私の好きな言葉の一つに「冬は必ず春となる」という言葉がありますが、人生何が起こるかわからない、
厳しい現実が理不尽に突きつけられることがあります。
しかし必ず、前に進み続ければ、明るい「春」は訪れると信じたいです。

働き方についても大きく変わりました。弊社はテレワーク対策はしなかったものの、3月から時短営業を実施してきました。
合わせて、短時間での仕事の効率化も必要となったため、新たな共有アプリの導入など、社内の情報共有を活発化させていきました。効率アップと同時に、コミュニケーションの向上によって、雰囲気も変わり、
厳しいときだからこそ大切なことだと感じました。
また、プライベートにおいては、平日での家族との時間が増えたのも、大きな変化です。
そのなかで、妻に負担をかけていた、家事や育児に費やす時間も増え、改めて、家族への感謝と愛情が深まる大切な時であると感じています。

ある識者が、レジリエンス(困難を乗り越える力)という言葉を提唱されました。
10月末に打ち上げが決まった、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんらが乗船する予定の宇宙船も
新型コロナウイルスなど困難な状況に打ち勝つという意味を込めて「レジリエンス」と名付けられたそうです。
まだまだこの困難との闘いは続いていくと思われますが、自身としてもまた、
この「レジリエンス」をひとつのテーマとして、少しでも前に進んでいければと思います。


株式会社バリオン
制作部部長クリエイティブディレクター
松本 崇(たかし)




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